こんにちは。茨城のスモールビジネス販促支援 株式会社コンパス 代表取締役の大澤です。

さて、当社は個人事業主としてやってきた事業を、いわゆる「法人成り」したら会社です。ですので、色々と個人事業から法人へと引き継がなけれぼらならないものもたくさんありました。今回はその中でも最も面倒そうで後回しにしていた、自動車の名義変更についてのお話です。

そもそも名義変更する必要あるのか?

個人名義のままでも、仕事で使っているという事実があれば、車に関わる費用は法人の経費に出来るそうです。

ただ、名義もちゃんと法人化しておいた方がなにかと安心なのと、面倒なのは最初だけで、あとは全部堂々と会社の経費に出来るので気持ちも楽だということ。自分でやる分にはあまり費用も掛からなそうなので、頑張ってやってみることにしました。

自動車の名義変更はどこでやるの?

地域を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所で手続きができます。私は「陸運局」という名称で覚えていましたが、今は陸運局ではないんですね。

私の事務所のある牛久市は、「関東運輸局茨城運輸支局 土浦自動車検査登録事務所」の管轄なので、こちらに直接行って手続きをしました。

※WEBから自動車保有関係の必要手続きが出来る「OSS(ワンストップサービス)」というサービスがあるそうでが、今回の私の手続きは対象外だったようです。(直前に知ったのでよく見てない。)

必要な書類は?

今回は、法人の代表者である私(個人)から、株式会社コンパス(法人)への名義変更でした。このパターンに当てはまる方は、参考になるかと思います。

株主総会議事録

いやいや、いきなり訳わかんねーし。と思いますよね。私も思いました。ネットで調べてて、「へ?」と思いました。なぜこの株主総会議事録が必要なのかというと、社長が勝手に会社に自分の車を高く売りつけたり、専務が勝手に会社の車を安く買い取ったり、という悪いことをさせない為に、株主総会などの公的な決議をもらった証明をする必要があるそうです。

とはいえ、うちのような私と奥さんだけの小さな会社では、議事録作ってハンコもらうだけですが。

参考書類:【株主総会議事録】

印鑑証明(個人)

現所有者である個人の印鑑証明です。ちなみに、私はマイナンバーカードを持っているので、セブンイレブンのコピー機で発行しました。

印鑑証明(法人)

こちらは新所有者となる法人の印鑑証明です。90日以内に発行したものという縛りがあったと思います。法務局で発行できます。

譲渡証明書

譲渡することを証明する資料です。決まった様式はないようですが、個人の実印の押印が必要です。

参考書類:【譲渡証明書】

個人の実印

旧所有者である個人の実印が必要です。最後に押すとこあるので忘れずに。

法人の実印

新所有者となる法人の実印です。こちらも最後に押すとこあります。

自動車検査証

いわゆる車検証です。こちらに記載する名義が変わりますので、現状のものを提出し、新しいものを貰って帰ります。

手続き費用の現金

手続きに必要な費用として、500円分の印紙を最初に購入します。そう、たったの500円で出来ます。

※車庫証明

法人名義で取った車庫証明です。ただし、自動車の保管場所が変わらない場合は、提出する必要はないようです。

私の場合、自宅兼事務所で保管場所は変わりませんので、提出不要でした。本当に不要なのかいまいち信じられず、ドキドキししながら手続きしました。現状の車庫証明の用紙を念のため持っていきましたが、受付で突っ返されました。

必要書類については、こちらをご参照ください。

名義変更手続きの手順(土浦陸運局)

さて、書類が揃ったら、いざ陸運局(古い)へ。もとい、土浦自動車検査登録事務所へ。

場所は、学園東大通を荒川沖からつくばに向かう途中、乙戸沼公園を越え、常磐自動車道の高架を潜ってすぐ左手です。行政書士事務所が目印です。

〒300-0847 茨城県土浦市卸町2丁目1番3号

実はここに来るのは2回目。前回はつくば市から牛久市に引っ越してきたときに、登録情報の変更とナンバー変更(つくば→土浦)をしに来ました。おぼろげな記憶を頼りに、まずは駐車場に入ってすぐ左手にある「C棟」へ。

学園東大通りから入って、すぐに右手にこの光景が。左に見えるナンバーセンターがC棟。右手に見えるのがA棟。わかりづらい。

まずはC棟で税金関係の書類手続き

C棟は、ナンバーセンターとも呼ばれているらしく、希望ナンバーの申請なども出来るところです。

写真中央の「関東陸運振興センター土浦支部」がC棟。その上の、赤いマークの建物がA棟です。

長いカウンターに、窓口がズラッと並んでいて、正直思考停止しそうになります。わけわからん。一度さら〜ッと素通りして、出入り口へ。手続きの案内看板があるので見に行きます。どうやらまずはここで税金関係の書類を提出して、そのあとA棟に行って車検証の内容変更の手続きをするようです。

⑤⑥あたりのカウンターに行き、受付のお姉さんに移転登録がしたい旨を伝えると、まずは印紙の購入をして、この用紙のココとココとココに記入してください、とざっと手順を伝えられます。覚えられません。

とにかく、印紙を購入します。何番か忘れたけど、専用のカウンターがあります。ここでも移転登録したい旨を伝えると、500円を払うように言われますので払います。そして、また別の書類を渡された、後ろの長テーブルでココを記入してと言われます。

お姉様方に渡された2枚の書類に必要事項を記入(名前とか法人名とか車の情報とか)し、最初のお姉さんのところに提出します。このとき、必要書類として準備してきたものを全て提出します。

お姉さんが確認しやすいように、全ての書類を揃えて、クリアファイルなどから出して、クリップも外して、お渡ししましょう。

お姉さんのチェックが無事完了すると、ひとまとめにされた書類を手渡されます。A棟に行って移転登録に必要なOCR用紙に記入します。

続きはA棟で

A棟に入ると、正面に書類スタンドが設置されており、手続きごとにズラッと並んでいるので、「移転登録」の用紙を手に取り、記載台で記入しましょう。記載台に見本がありますので、それを見ながら、設置してある鉛筆を使って数字を書き込んでいきます。住所コードは、バインダーにファイリングされた書類が置いてありますが、ネットで検索する方が早いかもです。私はたまたま他の方が使っていたので、ネットで調べてみました。

数字の記入が終わったら、1番下に旧所有者と新所有者を記入し、それぞれ実印を押します。

記入した用紙と、C棟から引き継いできた用紙を持って、窓口の機械で番号札を取って呼ばれるのを待ちましょう。

混み具合によって呼ばれるまでの時間はまちまちのようですが、私は午後イチのタイミングが良かったのか、かなり空いてました。

窓口からお呼びがかかったら、全ての書類を渡して、チェックしてもらいます。書類に不備がなければ、控え用紙と車検証の「引換番号札」を渡されます。A4にでっかく番号が書かれ、ラミネートされた札です。あとは、札の番号が呼ばれるのを待つだけです。

トータルの所要時間時間は?

所要時間は、混み具合によって大幅に変わりそうです。A棟で最後の書類を提出・受理されるまで、大体30分位だったと思います。12時50分頃にC棟の窓口に行き、13時30分前には番号札を持って待ってました。

常連らしき中古車屋さんの事務員風のお姉さんが「今日はめっちゃ空いてるね〜。いつも30人待ちだもんね〜」などと他の常連さんと話していたので、私はタイミングが良かったのでしょう。不慣れで挙動不審な動き込みで、1時間は掛からずに新しい自動車検査証(車検証)を貰い、無事に法人名義への名義変更が完了しました。

ちなみに、引換番号札さえ貰ってしまえば、呼び出された時にその場に居なくても、壁に「すでに呼ばれた番号」というのが貼り出されてるので、時間を置いて取りに行っても大丈夫です。とはいえ、車検証不携帯は罰則があるので、徒歩で行ける範囲や駐車場の車の中で時間を潰すながら良いでしょう。

というわけで、茨城県土浦市にある、「関東運輸局茨城運輸支局 土浦自動車検査登録事務所」での、個人名義から法人名義への移転登録についてでした。

法人成りをする予定の方、したばかりで名義変更を考えている方、ぜひ参考にして自分でやってみてください。

個人から法人への自動車の名義変更を自分でやった話” に対して1件のコメントがあります。

  1. タムラ トシヒコ より:

    詳しいご説明ありがとうございます。
    参考にさせて頂きます。

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